疲労骨折とは?

これは、同一部位の骨に、疲労が蓄積されて起こってしまう骨折です。そのため、一回の大きな外力(転倒や強打が原因)で発生する通常の骨折とは異なり、短期的なスケジュールの中で過度なトレーニングを繰り返し行うことよって起きることが多いと考えられています。同じ動きや、同じトレーニングを繰り返し行うことで、ひとつの部位に繰り返し小さなストレスが加わり、そのストレスによる軽い損傷が積み重なってしまい、治ることなく残ってしまうことで起こります。初期は、軽い痛みや、腫れ感のみですが、症状が進行すると、ひびが入ったり、また、ひどい場合には完全な骨折につながる場合もあります。もしもこうした痛みを訴える場合には、信頼のおける整骨院などを探しておき、早目に受診して適切な施術を受けてみてください。

疲労骨折はあらゆる年齢で発症しますが、骨や筋力の発育的な問題から、成長期(1516歳前後)に多くみられると言われています。また、疲労骨折は女性運動選手の3主徴(骨粗鬆症、無月経、摂食障害の徴候)で生じやすいとも言われています。

原因

・使いすぎによる疲労の蓄積

・栄養不足による(無理なダイエットなど)

・原発性無月経・続発性無月経(女性の場合)

・固いフロアやロードでの練習

・体幹機能やバランス能力が足りず、一箇所に応力が集中する使い方をしてしまう場合

・タバコの吸いすぎや飲酒など

疲労骨折の診断方法

まず、ぶつけたり捻ったりという明らかな外傷がないのに、なかなか改善しない慢性的な痛みや腫れがあるときは疲労骨折を疑います。

初期では、X線(レントゲン)検査では所見が認められないことが多く、まずMRI検査を行います。局所の炎症や微細な損傷は超音波検査を行います。発症後2週間以上経っているものではレントゲンでも変化が認められることがあります。

施術

基本的には、疲労骨折が生じた部位に負担をかけないことが重要となります。普通の骨折治療と大きく異なるのは、多くの場合、骨折部の外固定(ギプス)が必要ない点です。また、骨粗鬆症による疲労骨折が疑われる場合には骨代謝を改善する内服薬を服用する場合もあります。

痛みがある状態で、無理に練習を続けてしまい疲労骨折の発見が遅れると、骨折が治りにくい「難治性骨折」や「偽関節」となる場合があります。また、手術が必要となる場合もありますので注意が必要です。

以上のことを注意しながら、何らかの症状がある場合は、早めに信頼のおける整骨院などにご相談ください。様々な状態にも対処できる豊富な知識や経験を持った柔道整復師や鍼灸師などの先生方にしっかりと診てもらいましょう。原因となる体の使い方や、バランスの不十分な部分をチェックし、適切なリハビリテーションを行います。併せて、普段から心掛ける事や、自主トレーニング方法、患者様に合ったインソールなどのスポーツ用具に関しても、必要に応じて提案していきます。